クレジットカードの販売ノルマ

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銀行業務というのは沢山のノルマが課せられますが、その中の1つにクレジットカードの販売・勧誘があります。

大手の銀行は大抵の場合、どこか系列のカード会社のがあります。

これらのカード会社は出向という形で銀行から溢れた方たちが働いているケースも少なくなく、連結決算もあるので、それに伴ってクレジットカードの勧誘も営業には必ずついてくるのです。

クレジットカードの販売というのはポイントも高く、利益をしっかりもたらすので、力を入れているところも多いのではないでしょうか。

力を入れるということは、営業の負担が大きくなるということでもあるので、勧める人にとっては大変です。

多い人だと、1ヵ月で10ほどの販売ノルマが課せられていたので、かなり苦労させられていました。

確かに私たちの生活の中でクレジットカードを使う機会というのは多いと思いますが、実際カードを使う世帯というのは限られてきます。

例えばお年寄りがクレジットカードを使ってお買い物しているところって見ることが少ないように、「カードはカード派」「現金は現金派」と別れているからです。
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現金派がカードを使わない理由の多くは「信用していない」からで、最近ではスキミング被害というのも出ていますし、こういったニュースを目にする機会が多い老人は、カードなんて使いません。

だから、そういった人たちに「カードでお支払いしたらポイントも付くんですよ」「だからお得です」なんてアピールしても無意味なんですよね。

つまり、カードを使いたい人は既に持っているので、勧めるのにも限界があるのです。

 

クレジットカードの場合はローンのように他社に乗り換えてもメリットがほとんどないのです。

カードが流通し出した頃なら、かなり獲得もできましたが、現状は厳しい方も多いでしょうね。

それに銀行系のクレジットカードって年会費がかかることも多いので、使わない方にとってみたら単なる出費です。

そういった場合にどのようにわたしが勧めていたのかと言うと、「初年度無料」のものを勧めていました。

1年使って使わない場合は解約といった形で加入してもらっていたので、それなりに作ってはもらえました。

 

ただ、この勧め方では意味がないんですよね。

カードは使ってもらって利益が出ますので、作ったけど、すぐに解約するのでは本末転倒なのです。

こういった無意味な営業ほど、仕事をする人間にとって辛いことはありません。

銀行の仕事に矛盾を感じ、辞めていく人が多いのはこういったことがあるからなのでしょうね。

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