銀行を退職しても後悔しないのにはワケがある

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銀行を退職しようか考えている事を、家族や友人に相談した時、「銀行を辞めるなんて、もったいない」とか「銀行を退職するなんて、絶対後悔するよ」と言われたことはありませんか?

確かに、世間的に見ると、銀行員の仕事は堅実で、高給取りで、ステータスもあって…と羨ましがられる職業ではあります。

ですが、実際に働いてみるとそれ以上に大変な現実に直面する事は、働いた事のある人にしか分かりません。

私自身も銀行を退職した身になるので、同じ経験をしていますが、つくづく銀行を辞めて良かったなと日々思っています。

ですが、これから退職を考えている行員にとっては、辞めたら一巻の終わりみたいに、後で後悔する羽目になるんじゃないかと辞めるのを躊躇してしまうことも多いのです。

ですが、辞めた身から言わせてもらえれば、改善されたことの方が多いので、後悔する気持ちは微塵もありません。

銀行を退職しても後悔しない理由について、元銀行員が赤裸々に語ります。
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銀行を退職しても絶対に後悔しない3つのワケ

私自身、銀行を辞めても一切後悔はしませんでした。

その理由は大きく以下の3つだと考えています。

 1 上司からのトレースや詰め。ストレスからの解放

銀行員時代は、毎朝の朝礼で「ノルマ」「目標」について触れられ、ストレスフルな毎日でした。

前日の成績の発表や、ノルマを達成していないのは誰か?こんな事務ミスが発生してクレームが来たとか、朝から気分が落ち込む事ばかり。

しかし、ノルマや目標を達成しないとボーナスに大きく影響したり、支店長にも媚びをうっておかないと出世レースにも負けてしまいます。

同期の一人が課長代理に昇格した時には、周りからの目線も痛くて、正直なところ、心から喜ぶ事は出来ませんでした。

数字に追われるという意味では、銀行員以外の仕事でも同じことがいえる職種もありますが、銀行員の仕事は何というか特殊?というか体質が変わってます。。

銀行から転職した今の会社では、もちろん評価はつきますが、ビクビクして過ごす事はありませんし、皆が出世を気にしている雰囲気もないので、そういった意味では銀行を辞めてかなり気が楽になりました。

2 サービス残業や休日出勤がかなり少なくなった

銀行員時代は、朝7時台には支店に必ずいました。

定時までは、パソコンにログインせずに出来る紙ベースの仕事や、書類の整理をしておいて、定時になってようやくパソコンを付ける…というのが日課。

残業に関しても、営業成績と同様に「目標」が決められていたので、6時半以降はパソコンを切って、退社した事にして、サービス残業をしていました。

皆が「この状況はおかしい」と思っていながらも、暗黙の了解で、サービス残業が行われていました。

月に一回の休日出勤は、平日会う事の出来ないお客様とアポイントを入れられるので、頑張り時ではありましたが、1日フルで出勤しても、振替休日が取れるわけでもなく、本当にただ疲労だけが蓄積していました。

 

サービス残業や休日出勤は、許される事ではありません。

 

銀行では普通になっていますが、退職してから「銀行は異常だったんだ」と実感しています。

3 全国規模の転勤がなくなる

銀行員のデメリットの一つに、全国規模での転勤が挙げられます。

大卒で入行した時は、「海外でもバリバリ働きたい」とか「知らない土地でも活躍したい」と意気込んでいた人でも、結婚や出産を経験すると「転勤」がネックになるケースも珍しくありません。

いつ、どこに転勤があるか分からないので、マイホームを買う事も躊躇われますし、子供にとっても転校は可哀想です。

銀行を退職して他の仕事に就けば、全国転勤のリスクもなくす事が出来ます。

【今だから分かる】銀行を辞めて良かったと思う瞬間

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銀行を辞めると、外の世界が見えて「辞めて良かった」と思える事も多いです。

1 飲み会の頻度が減る

銀行員から転職した人の多くが驚く事は、飲み会の頻度が少なくなったという事です。

特にメガバンクで働く銀行員は、転勤や異動が多いので、毎月のように歓送迎会が開催され、異動に伴ってネクタイや花束、ボールペン等の送別の品も送ります。

一回の金額は決して大きい額ではありませんが、それが毎月ともなると金額は膨らみます。

銀行員は男性女性問わずお酒好きな人が多いので、歓送迎会以外にも業後に軽く飲みに行く人が多いのも特徴です。

付き合いがあるので断る事も難しく、その結果、貯蓄に回せる金額が少なくなっているのが現実でもあります。

銀行から転職した人の中には、「手取り金額は減ったけど、貯金に回せる金額は増えた」という人もいます。

飲み会の頻度が減る事は、お財布にも嬉しいですし、家族がいる人は家族サービスの時間も増やせて一石二鳥です。

2 馬鹿馬鹿しいくらい細かい事務手続きに縛られないで済む

銀行を辞めると、お役所仕事以上に、細かい事務手続きに縛られていた事に気が付きます。

たった一文字を書き間違えてしまっただけで、訂正印が必要になったり、お客様がどんなに困っていても「手続きや法律で決まっているから」と、窓口でお断りをしなくてはならない時もあります。

確かに銀行はお金や情報を取り扱っているので、規則が厳しい事は仕方ないのですが、他の会社では何でも融通を効かせて仕事をする事が出来ます。

 

銀行員時代、「ミスのないように」と心掛けていた注意力は転職先でも活かせていますが、万が一、お客様が記入ミスをしてしまった時も、「訂正印が…」と言う事なく対応できる事がストレスフリーです。

銀行を辞めて後悔しそうと思うくらいなら転職するな

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「あの時○○銀行を辞めなければよかった。。」

「もしもあの時続けていたら、もっといい人生が歩めていたかもしれない」

もし、こんな風に「後悔するかも」と思うなら、転職せずに歯を食いしばって銀行にしがみつくべきです。

 

ただ、転職しない、銀行に残るという選択肢を選ぶ場合はそれなりの覚悟が必要です。

実際、行員の中には、仕事のプレッシャーやストレスから鬱になってしまった人もいますし、家族との時間が仕事で削られ離婚した等、やりたくない仕事を続けるリスクがあるからです。

つまり、「銀行員の仕事を生涯の仕事にする覚悟はあるのか?」これをもう一度確認してください。

これが「YES」なら、私からお伝えできることはありません。

 

しかし、生涯の仕事に銀行を選ぶ自信がない、他の仕事も知りたいと思うなら、転職することも含め、もっと広い視野を持つべきです。

確かに銀行員は周囲からの評価が高い職業ですが、だからこそ、銀行から転職する人は転職市場での価値も高いです。

それに、私自身の経験から考えても「元銀行員」という肩書きは転職活動において必ず役に立ちます。

実際、「○○銀行で働いていた」という実績があれば、それに見合った好条件の求人も沢山あります。

周りの人からの「本当に辞めて大丈夫?勿体ないんじゃないの?」の一言で、転職を考えなおしてしまう人もいますが、銀行を退職したら後悔するかも…なんて心配はそれほどする必要がないのです。

 

「自分にとって大切なものは何ですか?」

 

銀行を辞めるリスクもありますが、銀行員としてストレスを抱えた生活を続けた方が、よっぽど後悔する結果になってしまうかもしれませんし、大切なものを失ってしまうリスクもあります。

仕事というのは1日の半分~3分の1の時間を費やし、人生の大半を仕事に費やすことになるとても重要なもの。

なので、ここを軽視することは、あなたが望まない人生を歩んでしまうことになりかねません。

後悔するか、しないかよりも、本当に今のままで良いのかを、もう一度真剣に考えるべきなのかもしれませんね。

 

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