
銀行員って、一体いくらくらい給料をもらっているか?気になりませんか?
以前は、銀行員と言えばかなり給料が高く、金持ちだというイメージが定着していましたが、最近では一概にそうだとは言えなくなってきています。
また、目標やノルマばかりが上乗せされ、給料に見合っていないと感じている銀行員も大勢います。
そこで、銀行員の平均年収や、年代別で見た時の給料、どうやって給料が増えていくのか?ということについてご紹介させて頂きます。
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銀行員の平均年収はどのくらい!?
まず、銀行で働く人はどのくらいの年収を貰っているのでしょうか?
これは、都市銀行や地方銀行など、それぞれの銀行によっても変わってきますが、銀行全体の平均年収だけ見ると600万円を超えてきます。
全職業の平均年収が400万円くらいなので、単純計算して、他の業種の人よりも、銀行員は200万円高い給料を貰っていることになるのです。
銀行員の平均年収は、リーマンショック後にドンと落ちたところが多いようですが、その後は、横ばいからやや回復傾向にある銀行がほとんどで、まだまだ全体から見れば、給料自体はかなり高いと言えます。
銀行員の初任給は?最初から給料は高いの?
このように、銀行員の年収が高いということは紛れもない事実ですが、大学卒業後に新卒で入行した時から、給料が高いというわけではありません。
初任給だけ見れば、総支給17万・手取り13万なんてこともよくある話で、意外かもしれませんが「今月、この給料でどうやって乗り切ろう・・」と考えている新入行員は、実は多いのです。
初任給の低さだけに関して言えば、銀行の新入行員は入行してすぐ、泊りがけの研修に行くことが多く、その宿泊費などが初任給から天引きされることが原因の一つではありますが、とにかく銀行員も最初から高給取りだという訳ではありません。
20代の銀行員の年収は低い
入行したばかりの20代の銀行員は収入も低く、入行してから数年間は役職がつかないので、大幅に給料が上がっていくことは、ほぼありません。
給料は上がらないのに、ノルマや目標の数字ばかりがどんどん上がっていくので、若手銀行員の仕事は、ただ単にきついだけの仕事になっています。
また、一般職の女性行員は昇格のタイミングがもっと遅いので、10年間くらい給料はほとんど上がりません。
こちらも同様で、給料は上がらないのに、年次が上がれば上がるほど、責任のある仕事を任されるようになりますし、後輩の指導もしなくてはならず、負担は大きくなるばかりです。
このように、特に最初の数年間は、低い給料で、ミスができない妙な緊張感の中、かなりストレスの貯まる仕事をしなくてはならないので、その期間に辞めていく人が少なくない、というのが現実なのです。
30代で役職が上がれば年収は年収大幅アップ!?
では、数字が表していたように、銀行員が高給取りになるのはいつ頃なのでしょうか?
30代になると、ようやく役職につくことが出来るようになりますので、給料も段々と上がってきます。
20代では年収も300万~450万円程度でしたでしょうが、30代中盤~40代で、課長クラスになると、年収が大台の1000万を超える人も出てきます。
最初の頃、どんなに給料が低く、どんなに辛い思いをしたとしても、数年間だけ耐えて中堅社員になると、ようやく銀行員としての花を咲かせられるようになるのです。
また、この頃になると、支店にも後輩が増えてきて、雑用は後輩がやってくれるようになり、精神的にもかなり楽になってくるのも事実です。
メガバンクの行員って、一体いくらもらっているの?
誰もが名前を知っているようなメガバンクには、新卒で入行するのもかなりの倍率なので、「たっぷり、お給料を貰っているんでしょう?」と思われる方も多いと思います。
しかし、メガバンクの行員が他の規模の小さい銀行の行員よりも、高い給料をもらっているという訳ではありません。
実際にメガバンクに勤めている友人から、リアルな給料を聞いてみると「え!?それだけなの!?」と思うことがほとんどなので、メガバンクの給料がどこよりも高い、ということではないのです。
ただ、100社以上ある銀行全体から考えれば、平均年収は高いと言えます。
年収の高い銀行になると平均年収は800万を超えるというデータも出ています。
これは全職業の平均年収からすればおよそ、倍になりますので、いかに銀行員(特に営業職)が稼ぐ職業なのかということがよく分かると思います。
金額だけで見れば、銀行員は高給取り
このように、単純に給料だけ見れば、銀行員はかなりの高給取りです。
最初の頃こそ、給料が低く、きつい仕事なので「なんでこんなに給料が低いんだ」と、辞めていく人が続出しますが、30代から40代まで銀行員として働き続けることができれば、マイホームを持つ余裕もできるでしょうし、年に一度は海外旅行に行けるくらい、贅沢で安定した生活を送ることが出来るようにはなります。
ただ、これはお金だけに焦点を当てて考えた場合です。
銀行で働いている人、全員が全員「お金が全て」と考えている訳ではないと思いますし、幸せの価値観というのは一人ひとり、違ってくるのです。
どんなに給料が良くても、ストレスを感じながら毎日満員電車に乗って、会社では理不尽なノルマに立ち向かい、うつ病になるリスクと隣り合わせ…そんな銀行員生活が、果たして本当に幸せだと言えるのでしょうか?
生活していくのに、ある程度の給料は必要ですが、もっと大切なことが他にたくさんあるような気がします。
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